川崎市中原区中丸子にて、A様邸 蟻害改修及び外壁塗装工事を行いました。
今回の工事は、在来木造2階建て住宅の蟻害によって傷んだ構造部分を補修し、あわせて外壁まわりの補修・塗装を行う改修工事です。建物外部から蟻害の影響が見られる箇所を確認し、必要な範囲を解体したうえで、柱・土台・梁などの入替や補修を進めました。
現地では、外壁まわり、窓まわり、建物の隅部、1階・2階の内部壁、押入まわりなどを確認しました。写真でも確認できるように、外壁の一部や下地部分には劣化が進んでいる箇所があり、表面だけを補修するのではなく、内部の木部や構造材の状態を見ながら対応する必要がありました。
蟻害改修工事では、まず作業箇所を養生し、1階・2階の外壁にカッターを入れて、既存の木ずりモルタル部分を撤去しました。外壁を開口して内部の状態を確認したうえで、傷みのある柱、土台、梁まわりの入替を行っています。使用する材料には、柱材としてヒノキ、梁材として米松などを用い、既存建物の状態に合わせて補修を進めました。
また、内部側では、1階の内壁補修や、2階の押入まわりを含む内壁補修も行いました。外部からの補修だけでなく、室内側の壁下地や仕上げにも関わるため、石膏ボードの補修やクロス工事まで対応しています。蟻害改修では、見えない部分の劣化を確認しながら、建物として必要な強度と室内の仕上がりを両立させることが大切です。
補修後は、外壁まわりの復旧として、ラスカット金板の施工、コーキング、左官工事を行いました。開口した外壁を適切に復旧し、雨水が入りにくい状態へ整えることで、今後の劣化を防ぎやすくしています。あわせて、防蟻材の塗布も行い、木部の再発防止にも配慮しました。
さらに、既存建物の床下、建物外周の土壌、壁内に対して、ホウ酸による劣化対策処理も実施しました。蟻害への対応では、傷んだ部分を直すだけでなく、床下や外周部など、シロアリが侵入しやすい箇所への予防処理も重要です。建物の状態に合わせて、複数箇所に処理を行いました。
外壁塗装工事では、外壁モルタル部分を中心に、高圧洗浄、Vカット下地処理、スタッコ吹付補修、弾性下地塗り、上塗りを行いました。外壁だけでなく、霧除け、戸袋、ガラリ、雨戸、雨樋、ベランダ下屋根などの付帯部も対象に、外部まわりをまとめて整えています。
工事にあたっては、足場架払、ネット養生、誘導員の配置、発生材処理、撤去運搬などの仮設・安全対策も行いました。住宅が隣接する地域での作業となるため、作業スペースや搬出経路を確認しながら、周辺への配慮を行い進めています。
A様邸 蟻害改修及び外壁塗装工事では、蟻害によって傷んだ構造部分の補修、外壁の部分撤去・復旧、防蟻処理、ホウ酸による劣化対策、外壁塗装まで一連で対応しました。建物を今後も安心して使い続けられるよう、劣化箇所を確認しながら必要な改修を行った事例です。
施工情報
施工場所:神奈川県川崎市中原区中丸子
建物種別:在来木造2階建て住宅
工事名:A様邸 蟻害改修及外壁塗装工事
工事内容:蟻害改修工事、外壁塗装工事、ホウ酸劣化対策工事
工期:令和7年7月25日〜令和7年9月2日予定
施工箇所:外壁、1階・2階壁まわり、柱、土台、梁、押入まわり、内壁、床下、建物外周、雨戸、戸袋、雨樋、ベランダ下屋根、霧除け
主な作業内容:足場架払、ネット養生、誘導員配置、発生材処理、撤去運搬、高圧洗浄、Vカット下地処理、スタッコ吹付補修、弾性下地塗り、上塗り、外壁カッター入れ、外壁木ずりモルタル撤去、柱入替、土台・梁入替、内壁補修、石膏ボード補修、コーキング工事、左官工事、クロス工事、防蟻材塗布、床下水溶液処理、建物外周土壌処理、壁内水溶液処理

